入山する際に持っていくものについて参考にしてください。

詳細に関しては登山用品店等に確認をお願いします。  

 

・ザック  背負う際、調整できる方が望ましいです。大きさは着替えや防寒着がかさばるので大きめな

      ものの方がよいです。日帰りなら30リットル程度でよいと思います。    

 

・トレッキングシューズ 高さが足首まであるのでねん挫などを防ぐ効果があります。靴底が厚く、ソール(靴底)も

        スリップしにくい構造です。岩場を歩く場合はソールが硬いものを選びます。

        材質はゴアテックスのものが主流になっています。

        なお、小軽石が入ったりするためスパッツをつけてガードしたほうが安心です。石が中に入る

 と痛いし、脱いだりするのが大変です。新規購入の場合は特に、靴擦れができるかもなので、

 登山前に散歩程度でも履きならすことをお勧めします。

 

・スパッツ   石などが靴の中に入るのを防止したり、歩行時汚れるのを防ぎます。購入するとお金がかかる

            ので、裾が長いズボンであれば小石が入るのをある程度防止できるかもしれません。

 

・靴下     厚めの靴下のほうが良いです。通常ゆとりがあるシューズを履くので内部で密着するようにします。

        2枚履くことが多く、1枚目は厚いもの、2枚目は薄いもので調整することが多いと思います。

        サイズの調整(密着させる)と靴擦れ防止の効果があります。従って靴は少し大きめなものにして

        ください。

         

・手袋     軽くて強い、速乾性があるなどゴアテックスなど専用の手袋が理想です。綿や毛糸系などのもの

            もありますが、濡れると大変なので雨天時のことも考慮してください。

 

・カッパ    一度限りなら市販のカッパでも可能。ただし、通風性が悪く蒸れます。山用はゴアテックス

            素材が一般的です。山の天気は変わりやすく必須です。傘は強風や混雑時利用できないので、

            山では使用できません。

 

・日焼止め   山の日差しは強く、照り返しがあります。また曇っていても紫外線によって日焼します。

 

・防寒具    汗が冷えると体温が奪われ寒いので休憩中でも利用します。ボタン付きの服のほうが

        体温調整しやすいと思います。かさばる服はザックを占有して他のものが入らなくなる

        ので注意が必要です。カッパで代用することも可能です。目安としては高度100m上がる

        ごとに0.6℃、風速1m/s強くなるごとに体感温度が1℃下がるといわれています。            

 

・飲料水    目安としては50分歩いて10分休憩です。天候により飲む量は変わりますが、12L程度は

        あったほうが安心です。飲料水は非常時やけがをした際などにも利用します。

 

・インナー   綿素材はNGです。ポリエステルなど化繊で速乾性、保温性が高いものが良です。

 

・着替え    悪天時服が濡れた際必要。あるいは下山時に着替えたりすると思います。

 

・タオル    特に夏場の歩行時はかなり汗をかきます。

 

・医務用具   普段利用しているものでOK。また靴擦れの際、バンドエイドなどあれば防止できます。

 

・行動食・水  飴、チョコレートや栄養補助食品など。また水だけでは塩分補給ができないので、

            ポカリスウェットなども有効です。折りたたみできる容器がありますが、ペットボ

            トルでも問題ありません。冬場は寒いので水筒に温かいものを入れてくるとよいと思います。

 

・ヘッドランプ 泊りの場合は必須ですが、日帰りでも非常用のために持参します。

 

<補足事項>

 

※服装としては、インナーは速乾性の物を、中間着はボタン付きの服のほうが体温調整しやすいです。なお寒さ対策、 

 日焼け対策としては肌を露出しないほうが良いと思います。但し動きやすいものが良いです。

 

※携帯電話は非常の際有効です。圏外の場合や使用しないときは電池を消耗するためoffとしてください。

 

※登山前日は暴飲暴食は控えてください。十分睡眠をとることが大切です。 

 

※雨に備え、ザック内部はビニール袋に入れるなど防水対策してください。ザックカバーがあっても強い雨だと

 中まで浸み込んできます。

 

※日頃から基礎体力をつける心がけをしましょう。ジョギングなどはよいです。登山の場合は持久力が必要です。

 激しい運動をするのではなく、楽な運動でも長時間やるほうが効果があります。身近では階段を利用する

 のも体力面、精神面で効果があると思います。